うそラジオ ジャケなベイベー! 第4回『14番目の月』
うそラジオのプレイバック ジャケなベイベー、今週は4th『14番目の月』でした。
- アーティスト: 荒井由実
- 出版社/メーカー: EMIミュージック・ジャパン
- 発売日: 2000/04/26
- メディア: CD
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物撮りの写真です。松任谷さんの強い希望で「ヴァニティフェアに載っているようなつるつるのランジェリーが入った、プレゼントのラッピング」みたいなジャケットにしたい、ということで、その頃のマネージャーの、筋金入り丘サーファーのしまちゃんの友達の、野村くんというプラプラしていたカメラマンが撮った。彼は成城のミスタードーナツ第1号店の裏にあった実家に住んでいて、時々みんなであそびに行った。「影になって」のドーナツ屋(の薄いコーヒー)はここのミスタードーナツのイメージ。当時CGとかないから、カードを実際に差し込んだり、リボンの質感を出したり意外に大変っちゃ大変だった。
中ジャケの写真の髪型は中途半端だけど、自分で巻いたんだと思う。当時はヘアメイクとかスタイリストとかがちゃんと存在していないから、自前で用意していた。着ている服は背中がばっくり開いたシルバーサテンのロングドレスとオーストリッチのショールだと思う。
ジャケはランジェリーのラッピングだということで、中ジャケのミントグレーはユーミンのパンツの色ってことでよろしいでしょうか。どうもすみません。
えーと。コーナーオープニング曲が、いままでアルバムの1曲目だったんだけど、今回は「14番目の月」だった。表題曲があるアルバムでは表題曲ってことかな。いや「14番目の月」を聴く機会ってあんまないよねと思って。「『14番目の月』(曲)は『粋』ということや、唐紙とか花札とかみたいな日本のカラーリングのポップさをやろうとした」という話はよくきくのだけど、なんかその日本的な感性の音がこの調子のいい白人みたいなシンバルなのかっていうのがいまだによく捉えきれない曲なんですけどたまに聴くと良いですよね。はい。*1
カタログ的な(どういう曲順にもできそうな)アルバムの中で「さざ波」が1曲目なのはやっぱりこれが会心の名曲だからだと思っています。まあでもほんと、全曲名曲だけどねえ。。。(ぽゎん)
コーナーエンディング曲(&番組のエンディング曲)はいまのところそのアルバムの代表的な曲という感じで、今回は「中央フリーウェイ」でした。前回は「ルージュの伝言」、前々回は「海を見ていた午後」、あれ、初回はなんだったっけ?「ベルベット・イースター」でした(ぐぐった)。そうか。
大川さんのお姉さんの話が少し出ていましたが、うちもユーミンと同い年の母が初めてリリースタイミングで買ったユーミンのアルバムが『14番目の月』だったそーです。絶賛独身丸の内OLを謳歌していた頃。それまでは叔母のほうが美雄さんのリスナー会みたいなところでユーミンに親しんでいたと思う。
些末なことだけど、これニッポン放送収蔵のアルバムがCDになった時点でCDジャケの話になるよね。うちは『Delight Slight〜』までLPなんだけど、あれCDと仕様が全然違うと思うんだな。いつからCDを基準にアルバムづくりし始めたのかなってこととかはぜひききたいなと思います。