経る時、花紀行、さくらさくら(ユーミンで桜ソング)


 退院したばかりの養母(叔母)の見舞い(というか、家事手伝いというか)に九段に行って、吸い寄せられるように千鳥ヶ淵を歩いてきました。

 基本的ですが「経る時」のロケ地(? いわゆる聖地)ですね。

経る時 松任谷由実 歌詞情報 - goo 音楽
http://music.goo.ne.jp/lyric/LYRUTND8150/index.html

 ロケ地であるフェアモントホテルのティールームには行ったことがあります、が、桜の季節だったっけか。よく憶えていません。フェアモントホテルの跡が何になったか何回調べても忘れていたんですが、三井のパークシリーズでした。
パークマンション千鳥ヶ淵 | 都心不動産 三井のリハウス
http://www.rehouse.co.jp/toshin/search/high-quality-mansion/PM_chidorigafuchi/
 2004年築か。2002年築のパークコートの父の事務所と雰囲気似ている気がしました。

 まじまじ見ていたら、1Fに入れそうなギャラリーがあるんですよ。お茶したりもできるみたいです。ただちょうど休業中でした。「経る時」は四季のいつに聴いてもいい曲なので、今度行ってみようと思います。
ギャラリー册
http://www.satsu.jp/
 松岡正剛さんがプロデュースしているらしい。なんだ、誰か早く教えてくださいよw。。
 松岡さんといえば、亜佐子姐の個人誌「趣味と実益」を読んで驚かれた、と谷中のお花見で小耳に挟みました。九段以外のお花見の記録はこちらにしました。


 千鳥ヶ淵の曲というと、ピチカートの「さくらさくら」とかもこの時季ききたい桜ソングですね。どちらかというと帝国ホテルのご当地ソングという感じですが、「帝国ホテルのあの部屋の 鏡にルージュで書きました」だったり、歌手が雪村いづみだったりと、様々な邦楽ポップスへのオマージュに満ちているアルバム『さ・え・ら ジャポン』の中で、ユーミン、ティンパンあたりの引用はこの曲だな、という感じの曲です。

さくらさくら / PIZZICATO FIVE の歌詞 - プチリリ
http://petitlyrics.com/kashi/24958/


 ユーミンでいわゆる桜ソングというと、あとは「花紀行」くらいでしょうか。桜とは言っていないけど。言いませんよねえそんな直截なこと。そもそも春を歌うのに桜を持ってくるとか無粋なことユーミンはあんまりしようとは思わないんでないでしょうか。だから少ないんだと思います。

花紀行 松任谷由実 歌詞情報 - goo 音楽
http://music.goo.ne.jp/lyric/LYRUTND39914/index.html
 これ、たぶん『seasons colours』からリップしたんだと思うんだけど。これ出たとき「花紀行」のマスタリングが完全に曲の解釈を変えていて椅子から落ちたんだよな。悪い意味じゃないんだけど。ピアノのベース音が超フィーチャーされて、和風が強調される音像になっていると思います。これが「春よ、来い」まで続くユーミン和の曲の原型だったわけです。と歴史を編纂しているようなマスタリングなんですけども。気になられたかたはぜひ元の盤でも聴いてみてください。
 「花紀行」は、ユーミンがホーミーの歌い手を訪ねるNHKの番組で披露した(モンゴルのかたにきいてもらう曲として選ばれた)曲でもあります。バックの演奏は二胡(的な楽器)だった記憶。
 春よ来いは「来い」なのでまだ沈丁花とかですね。春よ来いのあとも和の曲のリリースありますが。ユーミンは「自分のキャリアのピークは『春よ、来い』」とお話しているそうです(伝聞)。
 ではこのへんで。咲き始めの頃にすればよかったですね桜ソング話。すみませんでした。